側弯症(思春期側弯症、学童期側弯症)とは
側弯症とは背骨ひとつひとつがねじれながら横にカーブすることです。
とくに子ども(10歳から14歳)に発症しやすく、学校の検診や家族が見つける場合が多いです。これは思春期側弯症といいます。
もっと幼い子ども(4歳から9歳前後)から発症することもあり、これは学童期側弯症といいます。
学童期側弯症では男女の性差はあまりありませんが、思春期側弯症では女性のほうが4倍多く発症するといわれています。
それはホルモンと関係があります。
前回ご紹介したように、発症が幼ければ性差は少なく、思春期になると女性の発症のほうがグンと多くなります。
思春期では、身体の二次性徴が始まります。
特性として男性はより筋肉がつきやすくなり、女性は妊娠できる身体に近づくために筋肉はしなやかになります。
背骨は筋肉でしっかり支えてやらないと曲がってしまうので筋肉の弱い女性のほうに側弯症が多くなるということです。
また、成長するに従い、背骨、筋肉、皮膚が大きくなりバランスをとりながら身長は上に伸びていきますが、このバランスが崩れても弯曲ができてしまいます。