側弯症の症状

私が診てきた経験則では、症状は
”度数よりも、隆起”に大きく左右されます。
以下の記載は度数だけでなく隆起をふまえて軽度、中度、高度と表させていただきました。

軽度では、特発性側弯症で痛みがでるという事はほとんどありません。なので、本人自身が側弯症を発見するという事はほとんどありません。
中度になると、腰痛や背中の痛みを訴える方が増えてきます。曲がっているものを支えるため、抗重力筋に負担がかかる為です。
高度では、内臓を圧迫される事があります。疲れやすい、呼吸機能の低下、運動機能の低下などの症状があります。
大人になると進行は遅くなりますが、筋肉は硬くなるので慢性的な肩こりや腰痛に悩まされる事が多いです。
年齢を重ねて、骨密度が低くなり、支える筋肉も弱くなると、脊柱は曲がっていきます。これは、側弯症がなくても前に彎曲する事が多々ありますが、側弯症の場合は横にも大きく曲がる事が多くあります。ひどくなると、肋骨と骨盤が当たり痛みをきたします。

以上が多い症状です。他にも様々な症状が現れます。
また、上記の症状が現れない方もいます。
胸椎、腰椎共に80度を越えている方で、肺活量は平均より高い方もいらっしゃいます。

これらの症状は、側弯症に合わせて鍼灸、マッサージ、体操にて施術を行う事が可能です。
一度ご相談下さい。