側弯症 女性 27歳 度数不明

側弯症 女性 27歳 度数不明

 

13歳の頃に側弯症発見。右胸部度数23度。コルセットを装着開始する。

高校1年生の夏までコルセットを着用していた。

普段より息苦しさがあり、気圧の関係で左右されるとのこと。それ以外にも自律神経症状があり、急にのぼせることや汗をかく、等の症状がある。症状は年々強くなってきているとのこと。

 

視診、触診をしたところ、左腰部と右胸部に隆起を確認しました。メインとなる右胸部の隆起は非常に大きく、この場所に痛みを感じております。肺活量を測ったところ、1000ccしかありませんでした。

 

施術では、鍼灸マッサージにて全身を整えながら、ほぐしていきました。かなり、体はかたくなっていますが、ほぐれると、右の隆起も少しずつ動いてくれました。その後、時間をかけて隆起をおさえていくと盛り上がりが少しずつ小さくなっていくのがわかりました。

施術後は呼吸が楽になり、再度、肺活量を測ったところ、2400ccまで上がりました。

自宅でもお風呂に入った後など、できる限りリラックスした状態で自己矯正を行うことを指示しました。

 

隆起が大きくなると、呼吸障害や自律神経障害が起こることが多くみられます。

側弯症の度数と、隆起の大きさは比例しません。度数が低くても隆起が大きいと神経、臓器の症状が現れやすいです。側弯の度数が高くても隆起が小さいと、呼吸症状が現れないことも多くあります。

側弯症を改善しようとしたときに、目的を決めて、まず、どこにアプローチをかけていくかも重要なこととなります。

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