小学5年時に学校の検診にて側弯症を発見。
装具を作成し、就寝時に装具を装着。
以降、高校1年生の春まで、就寝時の装具を続ける。
その頃から腰痛、肩こり、倦怠感が現れる。
20歳の頃から、右肩甲骨周囲と左腰部の痛みがときおり現れ、30歳になった今も痛みが続いているとのことです。
痛みは夕方になると強くなるということです。
触診をしたところ、左肩上部、右肩甲骨部、左腰部、右臀部に隆起を確認しました。
さらに扁平足、軽度外反母趾(両側)があります。
身体が固くなっていたので、全身を鍼灸マッサージにてほぐし、整えたのち、
臀部、腰部、背部の順に矯正を行っていきました。
施術後、身長は2センチほど伸び、隆起が小さくなったことを写真にて確認しました。
痛みは軽くなったとのことです。
矯正された身体のもどりが小さくなるように自宅で行う体操、矯正方法、日常生活指導を行い初日の施術を終了しました。
以降、一月ごとに診させていただいておりますが、以前ほどの痛みはなく、
また、痛みのある時でも、体操、矯正を行うと楽になるとのことです。
側弯症が原因で現れる痛みの原因の一つに、背中の盛り上がりが筋、皮膚を圧迫することにより現れるものがあります。朝方よりも夕方の方が、盛り上がりは大きくなります。夕方や疲れている時に痛みが強く現れるのはそのためです。
歪み、痛みが出る前に対処していくことが大事です。