最初は、中学1年生のとき、モアレ検査で側弯症と発覚しました。
胸椎部27度、腰椎部25度のダブルカーブで、20時間のコルセット装着との診断でした。
コルセットを頑張って着けていましたが、現在中学3年生で胸椎部38度、腰椎部35度まで悪化しました。
40度を超えたら手術と言われています。
当院にて背中の写真を撮影し触診をしたところ、右胸椎部に隆起を確認しました。
本人は、手術は受けたくないとの事です。
当院の治療では、まず腹部を触診しました。循環がよくないような印象だったので刺さない鍼にて改善させた後、背部の緊張をほぐしました。
その後、身体を伸ばしていきました。
治療後、写真を撮ると隆起は小さくなっているのがよくわかりました。
身体はとても柔らかいようです。
柔らかい身体は、治りやすい反面、歪みやすいという特徴があります。
しっかりと筋肉をつけることで固定しなければいけません。そのための、その子の身体に合った体操を教え、家庭でも続けながら2週間後に再度来院する事を伝えました。
また、コルセットの効果を病院にて確認(装着時度数と非装着時度数の比較)してもらうように伝えました。
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