40度―35度のダブルカーブです。
小学校5年時、学校の検診にて発見。当時28度。装具療法を開始。その後、10㎝ほど身長が伸び、中学一年生の夏、36度。
その半年後には40度まで度数が進み、手術の診断です。
なにか出来ることがしたいと当院に来院されました。
背中を確認すると、度数と比べて、隆起が小さいです。肩の高さ、臀部の左右も整っているように見え、ウエストの左右差も少ないですが、反り腰、平背がみられます。
体操は苦手とのことですが、ストレッチは好きで、ポール等を使い自宅にて行っているとのことです。
脊椎の動きをみると、自身で良く動かすことができます。横位、座位、立位にて整えてから固めることができました。
左右の温度、圧、の感覚は正常です。
施術にて細かい箇所を整えたのちに、砂嚢にて体を整え、体操を指導しました。また、日常、装具をつけながらでも行うことのできる自己矯正を教えて施術を終えました。
3か月後の検診では、コブ角度数の変化は小さいものでしたが、狭くなっていた、右腰、左脇下が開いていることがレントゲン上でも確認できました。病院より、引き続き経過観察の診断です。
個人差にもよりますが、中学3年生までは脊椎はとても動きます。
動かし方により、改善は大きくみられることも多いです。
日常生活の姿勢に加えて、体に適した体操が必要となります。
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