高校一年の時にジーンズのベルトの位置が合わないことに気が付き、自身でよく確認してみると、ウエストの左右差も違うということに気づき、病院へ通院しました。腰部40度。手術のお話がありました。
大学からフィギュアスケートを行っています。
受験勉強時、左腰に痛みが現れ、座っているのがつらく、立って勉強することがありました。子供のころから、体は柔らかいほうとのことです。
背中をみたところ、平背(横から見て背中が平)がみられました。左のウエストがなくなり、臀部が右に移動しており、右回りに回旋がみられます。対して、腰部では左回りに回旋しています。つまり、腰部と骨盤で雑巾をしぼるように反対にねじれているということです。痛みの場所は腰より少し上、肩甲骨より下。カーブの頂上付近です。その場所に隆起を確認します。
施術では、脊椎を動かし、緩めたのち、腰部隆起を小さくすると同時に腰椎を中央へ整えました。さらに砂嚢を使用し、腰と骨盤のねじれを矯正しました。最後に体操を指導しました。
施術後、体が整うと同時に痛みも大きく緩和しましたが、一月後にみると、痛みの頻度が変わらないとのことでした。二度目の施術時に平背へのアプローチを行っていき、新たに体操を指導しました。
その後、痛みの頻度、度合いが少なくなり、半年経過した現在では痛みは殆どなくなりました。
痛みの原因は左腰の隆起が筋、神経を圧迫していることに加えて、平背のため、腰への普段が大きいことでした。平背は一見、とても姿勢が良く見えることがありますが、実際は腰、背中に負担が大きくかかっています。痛みの原因は一つとは限りません。負担は可能な限り全て取り除くことが改善につながります。
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