側弯症 女性 35歳 胸部46度
28歳、会社の健康診断にて発見。
30歳にて出産を経験し、その後、背中が曲がっているのが目立ってきました。
同時期に右背中の張り感、凝り感が現れました。
その後、病院にて診てもらい、胸部46度の診断。
手術の話がありましたが、リスクを考え見送ったとのことです。
最近では立っているのも辛くなってきたとのことで当院に来院されました。
触診をしたところ、右胸部から、腰部にかけて大きな盛り上がりを確認しました。
右肩が前方に突出しています。
身体はかたく、自力で動かせる範囲が狭いです。
鍼、灸、マッサージにて全身をほぐし、できる限り和らげた後に少しずつ矯正をしていきました。施術後、隆起が小さくなっていることを写真にて確認。身長は3センチほど伸びました。
身体が戻らないように、毎日行うエクササイズを指導しました。
仕事もあり、時間に限りがあるため、ポイントを絞った体操を行ってもらっていました。
来院から1年経過した現在では、隆起が小さくなり、凝り感、張り感が大きく緩和されております。
夕方になると、立っているのが大変になることがありますが、以前よりは良いとの話でした。
通常、年齢を重ねるにあたり、歪みはつよくなります。
しかし、自分の体のゆがみを理解し、悪い姿勢を極力回避する。
トレーニングを行い、支える力をつけていく。こういったことで悪化の予防、さらに改善まで目指すことが可能です。
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