11 / 022017”側弯症の治療”に”側弯症と腰痛”を更新しました。
側弯症の方に腰痛がでると、大きくは身体の歪みが原因と考えますが、直接的な原因も重要視し、なぜ痛みがでているのかを追求する事が大切です。
側弯症では曲がっている背骨を支える為、筋肉への負担が大きくかかります。また、生理的湾曲も少ないことが多いので痛めやすいという事はありますが、それは根本的な問題であり、現在痛みがでているのであれば、その部分にも注目して考えなければなりません。腰痛の原因は、筋肉の過緊張での炎症や、椎骨関節の捻挫、ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、腎機能の低下等様々です。
側弯症は痛みがあることにより悪化する可能性が高いこと(疼痛性側弯症)がわかっていますから、これらの症状を治療していくことも重要となります。
症状によって行うべき動作、禁忌の動作も変わってくるので注意が必要です。
腰痛の症状の中で特に多いのが腰部や骨盤周囲の関節炎、筋肉の過緊張で起こる組織の酸欠です。
この中より、特に多い症状2点の
判別する方法、注意する事、行うべき動作を簡単ですが以下に書いておきます。
・椎間関節炎
特徴
軽い後屈でも痛みがでる
鋭い痛み
靴下を履く時のような、過度に腰を屈曲させる動作で痛みがでる
注意する事
後方に反る動作をさける
急に振り返るような動作は禁忌
行うべき動作
足を伸ばして座った状態でゆっくり手を前に出し、腰を伸ばし、伸びたところで15秒以上 キープ
・過緊張での腰痛
特徴
重だるいような感覚
暖めると痛みが緩和される
動いている時の方が調子が良い
注意すること
腰を使って荷物を持ち上げない
行うべき動作
片足を後方に大きく引き、股関節前面から腰部にかけてのストレッチ15秒以上
側弯症の治療を行っていく上で痛みを取り除く事はとても重要です。痛みの原因を明確にし、取り除く事が基本です。