側弯症 男性 80歳 度数不明 腰痛

側弯症 男性 80歳 度数不明 腰痛

 

昔からある腰痛が、数か月前に今までにない激痛となって現れることがあった。

安静にしていると少し落ち着いてきたが、心配になり整形外科にてレントゲンを撮影。

腰部にはっきりとした側弯を確認したとのこと。病院よりは年齢を考えると手術はあまり勧められないとのことで痛み止めを処方してもらう。

 

視診、触診をしたところ、右肩下がり、左肩前方、左骨盤が前に移動していました。

体幹は左に大きく傾き、重心は左に5キロほど多くかかっています。

仰臥位になると、下肢が大きく、右へ移動し、全体的にくの字になってしまいます。他動にて真っすぐの状態に修正すると、とても居心地を悪く感じます。

施術ではできる限りまっすぐの状態に修正してから、自律神経に働きかけるように背部の緊張をゆっくりほどいていきました。

その後、少しずつ、体を矯正し、体幹を鍛えていく体操を指導しました。

 

痛みが軽くなること。これ以上進行しないことが本人の第一の希望です。

無理なく続けられて、側弯症に対抗していく、体操を指導しました。

合わせて日常生活における指導をさせていただきました。

 

希望に合わせて、現実にできることを考えることが大事です。生活スタイル(主に姿勢)を見直すことでマイナスを減らし、ポイントを絞った体操にてプラスを増やす。こうしたことで悪化の予防だけでなく、身体の良い変化を期待することができます。