側弯症 女性 43歳 50度

側弯症 女性 43歳 50度

 

20代前半の頃に会社の健康診断にて側弯症、発見。

32歳の時にはじめての出産。それ以降。脊椎の歪みが目立つようになる。病院にて診てもらったところ、50度の度数。手術の話があった。リスクを考えて見送る形をとる。

背中、肩、首、腰の凝り感がつよく、身体のいたるところに圧迫感があるとのことです。

背中が年々低くなっているのも気になるとのこと。

 

視診、触診にて左腰に大きな隆起を確認しました。左背中から左腰にかけて大きな隆起を確認しました。レントゲンでは胸椎5番から腰部3番までのカーブを確認しました。

ウエストは左側がほぼ垂直で、右脇下が下がっており、右ウエストのカーブが強く現れています。臀部は右側へスライドしています。

全身につよい筋緊張があらわれています。

施術では鍼灸マッサージにて体をほぐした後、ゆっくり左ウエストを開いていくようにストレッチを行いました。

ご自宅では、普段の姿勢と歪みを整える体操を指導しました。

 

それから一月ごとにみせていただいております。

痛みはときおり現れますが、以前ほどの圧迫感、凝り感は現在ないとのことです。

身長は1センチほど伸び、隆起は一回り小さくなりました。

 

女性は側弯の進行しやすい時期が3回あります。

生理後、出産後、閉経後です。

出産後の骨盤は動きやすく、歪みやすいです。

身体が歪みやすい時期に赤ちゃんを抱くのでその形で歪みが強く現れてしまいます。

お話を聞くと、赤ちゃんを右の骨盤で支えて抱っこすることが多かったとのことです。

この時に骨盤の位置がずれ、身体もそこにあわせて歪んでしまったことが考えられます。