側弯症 女児 小学5年生 15度ー25度ー20度

身体の痛みはなし
学校の検診にて発見。
病院では経過観察の診断。
今後、どうなるのか?ほっておいても大丈夫なのか。心配との話でした。
背中を触診したところ、肩に左右差はなく、右胸部と左腰部に隆起を確認しました。
度数が低い割には隆起は大きく、特に右胸部の隆起は、前屈するとシャツの上からでもわかるほどでした。
体幹の感覚はどれくらいあるかを確認する為
、仰向けで寝てもらうと上半身が右へ傾きました。経穴へ刺激を加えると左右で感じ方が違いました。
この事から、普段より”真っ直ぐの状態”が取れていない、自分で”真っ直ぐの状態”がわからないということが考えられます。
まだ、成長段階というのもあり、ほっておくと悪化する可能性は高いです。
鍼治療(刺さない鍼)にて、施術を行うと左右の感覚が整うと同時に、仰向けで真っ直ぐになる事が出来るようになりました。
その後、体幹を伸ばすと1.0センチ身長が伸び
当初あった、右胸部の隆起も小さくなりました。ご両親にも確認して頂きました。
その後、改善した身体が元に戻らないように体幹を鍛える体操を教え、最後に生活において勉強時の姿勢等気をつける事を教えて施術を終えました。

身体を伸ばすことはそれほど難しい事ではありません。それを維持していく事が大変で重要な事です。

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