小学6年生。学校の検診で発覚。
発見時20度ー34度―27度のトリプルカーブです。
医師より、経過関節の診断でした。
母親が背中を観察していると、背中の盛り上がりが大きくなってきたように感じ、不安になり当院へ来院されました。
運動は得意な方で、小学生からバレーボールを行っております。
背中を確認すると右肩が前方へ、右肩背部は後方へ、臀部は左へ突出していました。
また骨盤は腰部と反対に回旋しており、もう一つカーブを確認しました。
一番度数の大きい、右肩背部は隆起が目立ちます。
灸にて左右の感覚を確認したところ、右足の感覚が鈍くなっています。
鍼灸とマッサージによりバランスを整えるとに左右の感覚は正常に整いました。その後、医療用の砂嚢を使い全身を整えると、
大きかった右肩背部の隆起は一回り小さくなり、身長は2センチほど伸びました。
整った状態をキープする為に日常の姿勢、体操を指導しました。まだ成長期であり、装具も活用していくことを勧めて施術を終えました。
3か月後、病院にてレントゲンを計測したところ、
18度—22度―14度まで改善が見られました。
側弯症は重力に弱いです。ほっておくと成長期は身長が上方に伸びず、彎曲が大きくなることが多々あります。成長に合わせて、体を調整していくことが重要です。
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